住所/〒769-1506 香川県三豊市豊中町本山甲1445 TEL/0875−62−2007 アクセス★電車/JR予讃線「本山」駅から徒歩約15分 ★車/高松自動車道「さぬき豊中」ICから約10分 駐車場/約15台(無料) 拝観料/無料納経時間/7:00〜17:00 ●第69番札所 観音寺(かんのんじ)から約4.5km●第71番札所 弥谷寺(いやだにじ)まで約13km
高野山真言宗。正しくは七宝山(しっぽうざん)持宝院(じほういん)本山寺(もとやまじ)という。四国八十八ヶ所第70番札所。本尊は馬頭観音。馬頭観音を本尊としているのは、八十八ヶ所ではここだけ。()
807年に平城天皇の勅願で弘法大師が開基。当時は長福寺と呼ばれた。本堂は弘法大師が一夜にして建立したと伝えられている。現在の本堂は1291年に佐々木氏信の寄進を得て、1300年心導上人の代に建て替えられたものである。古文書などは1854年の火災にあって現存しないが、本堂の棟札や礎石の墨書などからみても鎌倉末期に建立されたものであることは明らかで、1924年(大正13年)特別保護建造物に指定され、1952年(昭和27年)鎌倉建築として復元工事を行い、1955年(昭和30年)国宝に指定された。()
天正年間(1573〜92)の長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)の兵火により讃岐国の主要寺院の大半は兵火を受け、当寺も例外ではなく諸堂を焼失したが、鎌倉時代再建の本堂や仁王門(国の重要文化財)等は兵火を免れ現存している。四国霊場で五重塔があるのは竹林寺・志度寺・善通寺(ぜんつうじ)とこの本山寺の4ヶ所。809年の建立だったが 、損傷が激しく1910年(明治43年)に再建された。()