住所/〒790-0925 松山市鷹子町1198 TEL/089−975−1730 アクセス★電車/伊予鉄道横河原線「鷹ノ子」駅下車 徒歩約10分 または「久米」駅下車 徒歩約6分 ★車/松山自動車道「松山」ICより約15分 または「川内」ICより約20分 駐車場/約20台(100円) 拝観料/無料 境内自由 納経所/8:00〜17:00 ●第48番札所 西林寺(さいりんじ)から約3.5km●第50番札所 繁多寺(はんたじ)まで約2km
真言宗豊山派。本尊は釈迦如来。四国八十八ヶ所第49番札所、伊予十三仏霊場第2番札所。正しくは西林山(さいりんざん)三蔵院(さんぞういん)浄土寺(じょうどじ)という。 天平勝宝年間(749〜757年)に孝謙天皇の勅願で、恵明(えみょう)上人が行基作の釈迦如来を祀って創建したと伝えられる。当初は法相宗であったが、空海(弘法大師)が伽藍を再興した際に真言宗に改宗した。()
空也上人が天徳年間(957〜961年)に3年ほど逗留したと伝わる。空也上人は、諸国を遍歴し、井戸を掘り、池を造り、橋を架けた。念仏踊りを始め人心の教化を図り、「市の聖」と呼ばれ尊ばれた僧である。今に伝わる伝統芸能の中には、念仏踊りに起源があるものが多い。本堂と木造空也上人像(拝観不可)は国指定の重要文化財。空也上人像は京都の六波羅蜜寺が有名。()
鎌倉時代1192年、源頼朝が伊予の豪族河野通信(みちのぶ)ともども家門の繁栄を祈願して堂塔を修復した。当時は境内に66坊の末寺を有する巨刹だったが、1416年の兵火で焼失、1484年に領主河野通宣(みちのぶ)によって再建された。 室町時代末期の兵火、更にまた1600年には河野氏の残党が毛利軍と戦った久米の役によって衰弊したが、その後、法印宥雄(ゆうおう)がこの寺の再興に尽くしたという。()