高野山真言宗。山号は長慶山。本尊は阿弥陀如来。
摂津国八十八ヶ所霊場第７番札所。
孝徳天皇勅願所。６４６年の開創と伝わる。
播州清水寺や一乗寺に滞在していた法道仙人が、雲に乗って京の都へ飛行する途中、仏舎利の光を見つけてこの地に降りて仏像を刻んだものが本尊阿弥陀如来像と伝わる。()

現在の本堂は、昭和の中興弘信和尚により、弘法大師１１５０年御遠忌事業として１９８４年（昭和５９年）に新築され、御本尊が祀られている。本堂右手には、阪神大震災後に新築された護摩堂に不動明王が、客殿には弘法大師が祀られている。不動明王には「空海上人八躰不動之壱」の銘が記され弘法大師作とも言われ、楠木正成が当地に本陣をおき、佐々木秀栓と一戦を交えたとき、一心に祈念し勝利をおさめたという。またその頃、この地域で熱病が流行った際、祈念することによって熱がおさまったことから「熱切不動明王」の名で信仰されてきた。()