住所/〒607-8044 京都市山科区四ノ宮泉水町16 TEL/075−583−0353 アクセス★電車/京阪京津線「四宮」駅より徒歩約5分 JR琵琶湖線「山科」駅、地下鉄東西線「山科」駅下車 徒歩約10分 ★車/名神「京都東」ICから約5分 駐車場/約3台(無料)拝観料/無料拝観/予約要 (ただし8月22日午前0時から23日午後10時まで開堂参拝可)
臨済宗南禅寺派。山号は柳谷山。山科地蔵ともいう。京都六地蔵巡(めぐ)り霊場。南禅寺第260世雲英正怡(うんえいしょうい)禅師が1550年に仁明天皇第四の宮人康(さねやす)親王の菩提を弔うために開創した。()
この地はもと十禅寺の開山人康(さねやす)親王が隠棲したところで、地名も四の宮泉水といわれている。地花堂(地蔵堂)本尊は、852年に参議小野篁(たかむら)が一木から刻んだ六地蔵のひとつといわれ、当初は伏見六地蔵の地にあった。後白河天皇は、都の守護、都往来の安全、庶民の利益結縁を願い、平清盛、西光法師に命じ、1157年、街道の出入口6箇所に一体ずつ分置した。以後、山科地蔵は東海道の守護佛となり、毎年8月22日、23日の六地蔵巡りが伝統行事となった。また堂後には、四の宮明神と人康(さねやす)親王を祀る供養塔があり、蝉丸塔とも呼んでいる。()