浄土宗。正しくは寂静山傅法院極楽寺という。本尊は阿弥陀如来坐像。 593年、聖徳太子の開基と伝える。その後、衰退したが、奈良時代に行基菩薩が建立した温泉寺に、鎌倉時代に仁西上人が十二の宿坊を作り、その一つとして復興したという。 1995年の阪神淡路大震災で当寺の庫裏が損壊したが、その修築中の基礎の下から豊臣秀吉が築造した「湯山御殿」の遺構の一部が発見された。遺構より茶器や瓦などの数多くのものが出土し、これらは神戸市文化財史跡の指定を受け、遺構の上に建設された「神戸市立太閤の湯殿館」で1999年より一般公開されている。
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