住所/〒779-0114 板野郡板野町羅漢字林東5 TEL/088−672−4111 アクセス★電車/JR高徳線「板野」駅から徒歩で約45分、または車で10分 ★車/高松自動車道「板野」ICより約12分 徳島自動車道「藍住」ICより約15分 駐車場/約50台(無料) 拝観料/無料納経所/7:00〜17:00 ●第4番札所 大日寺(だいにちじ)から2km●第6番札所 安楽寺(あんらくじ)まで5km
真言宗御室派。正しくは無尽山(むじんざん)荘厳院(しょうごんいん)地蔵寺(じぞうじ)という。四国八十八ヶ所第5番札所。821年、嵯峨天皇の勅願により弘法大師が開創。()
本尊は延命地蔵で胎内仏として弘法大師作と伝わる勝軍地蔵菩薩がある。嵯峨・淳和・仁明の三代の天皇の帰依が篤く、後に紀州熊野権現の遷宮導師をつとめていた浄函(じょうかん)上人が、霊木に延命地蔵菩薩を彫刻し、勝軍地蔵菩薩を胎内に納めたと伝えられている。このため源頼朝、義経をはじめ、蜂須賀家などの武将たちの多くの寄進により、広大な土地を有するようになった。かつては、阿波、讃岐、伊予の三ヶ国に300の末寺を擁し、塔頭も26寺にのぼったと伝えられる。()
しかし、天正年間(1573〜1592年)の長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)による兵火で、これらの堂塔はことごとく焼失した。その後、歴代の住職や僧侶、信者たちの尽力により堂宇が整備拡充され、今でも寺領は12,000坪にもおよぶ。()