住所/〒543-0071 大阪市天王寺区生玉町2-15TEL/06−6771−6280 アクセス★電車/地下鉄谷町線・千日前線「谷町九丁目」駅より徒歩約3分 近鉄「大阪上本町」駅より徒歩約7分 駐車場/なし拝観料/無料
真言宗御室派。山号は密印山(みっちんざん)。本尊は大日如来。摂津国八十八ヶ所霊場第22番札所。草創の頃は生玉十坊の一つで、曼陀羅院と呼ばれ、生玉宮(現在の生国魂神社)の中にあった。明治維新の廃仏毀釈の際に生玉宮を出て、現在地に移転し今に至る。()
慶長以前、豊臣秀吉の大坂城築城の頃は、この界隈には木村長門守重成の屋敷があった。院中坊舎のかたわらには、いまもなお加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰った唐木白檀移植の古碑が残っている。当寺には、江戸前期の国学者契沖阿闍梨や江戸末期の文人画家田能村竹田が止住したことがある。しかし彼らの遺墨画稿は大阪大空襲によって灰燼と化し去った。また境内には、江戸前期の俳人滝瓢水の墓石が残っている。山門左手のお堂は、夘の日大明神(縁結びの神)、橋姫大明神(縁切りの神)を合祀している。古くから縁切り縁結びの寺として有名で、全国から参拝者が絶えない。()