住所/〒543-0062 大阪市天王寺区逢阪2丁目8-69TEL/06−6771−0444 アクセス★電車/地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ケ丘」駅下車 徒歩約12分 JR・地下鉄「天王寺」駅、近鉄「大阪阿部野橋」駅下車 徒歩約15分 地下鉄堺筋線「恵美須町」駅下車 徒歩約8分 ★車/阪神高速「夕陽丘」ランプ、「天王寺」ランプから約3分 駐車場/なし拝観料/無料拝観時間/5:00〜18:00 本堂・受付等は9:00〜16:00
浄土宗。正しくは坂松山(ばんしょうざん)高岳院(こうがくいん)一心寺(いっしんじ)という。1185年創建。法然上人二十五霊場第7番札所、大阪新四十八願所阿弥陀巡礼第39番札所。()
四天王寺の別当慈円の要請で、浄土宗の開祖である法然上人が、この地に四間四面の草庵「荒陵(あらはか)の新別所」で「日想観」を修したことが由来とされている。後白河法皇も四天王寺参詣の際に共に修したという。草庵は法然上人の本名をとって「源空庵」と呼ばれ、その後「一心寺」へと改称された。日想観とは「観無量寿経」に説かれる修法で、夕陽を見ながら極楽浄土を観想する16観の初観のこと。()
1600年、徳川家康の第八男仙千代の葬儀が一心寺で行われ、その時の導師を務めたのが時の住職で、家康と同郷三河の僧本誉存牟(ほんよぞんむ)上人であった。以来、家康との結びつきが強く、1614年の大坂冬の陣では家康の本陣が当地におかれた。江戸時代末期からは年中無休で施餓鬼法要を行う「おせがきの寺」として賑わい、1887年(明治20年)納骨された遺骨で造立されるお骨佛(こつぼとけ)が作られてからは「お骨佛の寺」として開かれた寺、庶民の寺として親しまれている。()