そして蜂子皇子、小手姫皇后、錦代皇女はともに蘇我氏から逃れて東北に脱出した。 蜂子皇子は聖徳太子に助けられ都を脱出し、東北まで逃れ、出羽の文化、産業の始祖として活躍、出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山)の開祖になったと言われている。 小手姫皇后もまた、崇峻天皇の服喪の後、皇子の後を追って東北の福島県小手郷堂平(現在の川俣町)に安住の地を見出して、これまでに培った養蚕の技術を福島の民達に教え伝え、産業・文化の発展に貢献した。その後は、錦代皇女を亡くし、蜂子皇子に会えないことを悲嘆して、大清水にある清水に身を投げたと伝えられる。
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