天台宗。山号は夷山(えびすざん)。
宇佐神宮六郷満山霊場第１５番札所。九州三十六不動霊場第５番札所。
本尊は不動明王。７１８年に仁聞(にんもん)菩薩の開基と伝える。()

はじめは霊仙寺の坊の一つで実相坊と呼ばれていたが、正保の頃に実相院と改称され、現在に至る。
霊仙寺と六所神社に挟まれるようにある。昔は霊仙寺の守護神を祀っており、六所神社の境内にあったが、明治時代の神仏分離により切り離されて独立した寺院になっている。()

（右上）国東塔　南北朝前期１３００年頃の作で、総高約４ｍ。この地方では最大級のもの。
（右上）石仏地蔵尊　大小のお地蔵さんは通称「耳地蔵」と呼ばれ、二体とも信者の寄進した頬被りをしている。病気平癒、特に夜尿症や歯痛に霊験あらたかで、年の数だけ小石を供えると願いが叶うと伝えられている。()