住所/〒616-8102 京都市右京区太秦森ヶ東町50TEL/075−861−2074 アクセス ★電車/JR、近鉄「京都」駅から市バス「蚕ノ社」下車徒歩3分 京福電鉄「蚕ノ社」駅下車徒歩3分 ★車/名神「京都南」ICより約20分 駐車場/なし 拝観料/無料
正式には木嶋坐天照御魂(このしまにますあまてるみたま)神社。通称「木嶋(このしま)神社」又は「蚕の社(かいこのやしろ)」と呼ばれる延喜式内社。 天御中主命(あめのみなかぬしのみこと)を主祭神に、大国魂神(おおくにたまのかみ)、穂々出見命(ほほでみのみこと)、鵜茅葺不合命(うがやふきあえずのみこと)を祀っている。
「続日本紀(しょくにほんぎ)」大宝元年(701年)4月3日の条に、神社名が記載されていることから、それ以前に祭祀されていたことがわかる。本殿東側には織物の祖神を祀る蚕養(こかい)神社(東本殿)があり「蚕の社(かいこのやしろ)」もそれにちなんでいる。このあたり一帯は、古墳時代に朝鮮半島から渡来し、製陶、養蚕、機織などにすぐれた技術をもっていた秦氏の勢力範囲であった。社殿は明治以後のもので、本殿・東本殿・拝殿などがあり、社殿を取り囲むように巨樹が繁茂している。
(下)三柱鳥居(みはしらとりい) 本殿西側に四季湧水する「元糺(もとただす)の池」という神池がある。ここに1831年再建された京都三珍鳥居の一つである石製三柱鳥居(みはしらとりい)がある。これは鳥居を正三角形に組み合わせたもので、三本の石柱を三つの島木と貫でつないでいる。そしてその中心にある組石の神座に御幣が立てられ、三方から参拝できるようになっている。