住所/〒869-2601 熊本県阿蘇市一の宮町手野2110TEL/0967−22−4077 アクセス★電車/JR豊肥本線「宮地」駅よりタクシーで約12分 ★車/九州自動車道「熊本」ICより約70分 駐車場/約20台(無料)拝観料/無料 境内自由
御祭神は一ノ宮 國造速瓶玉命(くにのみやつこはやみかたまのみこと)(阿蘇神社主神・健磐龍命(たけいわたつのみこと)の御子神)二ノ宮 雨宮媛命(あまみやひめのみこと)(一ノ宮の妃神)三ノ宮 高橋神(一ノ宮の第二御子)四ノ宮 火宮神(一ノ宮の第三御子)()
崇神天皇18年の創建と伝わる。延喜式内社。阿蘇神社を本宮として北に坐すため、北宮とも呼ばれる。速瓶玉命(はやみかたまのみこと)は父の健磐龍命(たけいわたつのみこと)とともに阿蘇の開拓につくしたといわれ、牛馬を育て、田畑に水を引き農業を起こしたと伝えられている。このような理由から農業の神様、五穀豊穣の神様としての信仰が厚い。 現在の社殿は、1672年(寛文12年)肥後熊本藩第3代藩主細川綱利によって造営された。()
(左上)鯰(なまず)宮 御祭神は大鯰の霊。往古、阿蘇大神が国土草創の折り、阿蘇谷の湖水干拓のとき、湖の精と称する大鯰が涸死した。(去って行った、とも。)よってその霊をここに祀り、捕ることを禁じたという。古来より癜瘋肌(なまずはだ)に祈りて霊験あらたかであるという。()
(上)手野のスギ 速瓶玉命(はやみかたまのみこと)お手植えの神杉として伝えられ、県下でも最大級であった。昔は「手野の神杉」、「手野の二本杉(夫婦杉)」といい2本あったというが、男杉は文政年間(1818〜30年)に雷火により伐採され、女杉だけが残った。1991年(平成3年)の台風19号により地上約11m付近から主幹が折損した。そのため保存を第一として土壌改良等懸命な養生作業が行われたが、やむなく枯死してしまった。ここで国指定天然記念物が解除となったが、折れ残った部分を保護するため切断し、上屋をかけ現在の姿となった。()