住所/〒660-0811 兵庫県尼崎市常光寺3-5-1TEL/06−6481−3697 アクセス★電車/JR神戸線「尼崎」駅または阪神本線「杭瀬」駅下車 徒歩約15分 ★車/名神高速道路「尼崎」ICから約15分 駐車場/数台(無料)拝観料/無料
真言宗善通寺派。山号は補陀洛山(ふだらくさん)。本尊は聖観世音菩薩。摂津国八十八ヶ所霊場第64番札所。 その昔、釈の恵満という僧が観世音の功徳により海中から光を放つ金像を感得し、持ち帰って小さなお社を作りお祀りしていた。その恵満が亡くなってからお祀りするものがないまま数十年が過ぎた。829年、弘法大師が諸国巡錫の折、この地に立ち寄り寺を建立し、恵満が感得した金像を御本尊に祀り、補陀洛山浄光寺と名付けた。()
1579年、摂津国伊丹城主荒木村重の乱の折、堂塔すべて灰燼に帰した。豊臣秀吉の太閤検地では寺領を没収されたが、寺名がそのまま村名となった。当寺は再び小さなお社を建て寺名を慈眼院と名付けた。慶長年間に津波や大洪水で、当時の住持沙門慶海は本尊を伝法の浦に持って行きお祀りしていたが、年月が経つにつれて行方がわからなくなった。延宝年中に京都智積院の僧性海は御本尊を探し出し、郡山城の柳沢家によって寄進建立された本堂に安置した。昭和に入って寺号を旧名の浄光寺に戻し別格本山に昇格した。1973年(昭和48年)弘法大師ご誕生1200年に当り本堂を新築し現在に至っている。()