納経帳 篠栗霊場八十八ヶ所霊場用 カバー付 御詠歌入り
住所/〒811-2405 福岡県糟屋郡篠栗町篠栗71TEL/092−947−5930 アクセス ★電車/JR篠栗線「城戸南蔵院前」駅から徒歩約50分 ★車/九州自動車道「福岡」ICから約20分 駐車場/なし拝観料/無料 勧請元/四国八十八ヶ所第5番札所地蔵寺(じぞうじ) ●第34番札所 宝山寺(ほうざんじ)から徒歩で約350m●第50番札所 郷ノ原薬師堂(ごうのはるやくしどう)まで徒歩で約100m
本尊は地蔵菩薩。篠栗四国八十八ヶ所霊場第5番札所。1989年(平成元年)に堂の火災でご本尊の頭部半分を残して焼失したので、再建の時に新本尊の胎内に旧本尊の頭部を納めて建立したという。()
郷ノ原は宝満山山伏の峰入りコースに当り山伏谷と呼ばれるところがある。郷ノ原川には禊の三滝と言われる千鶴ヶ滝、五剣ノ滝、紅葉ヶ滝と三本の滝がかかり、中世には山伏の行場があったので行(ぎょう)の原と言われていたが、それが転じて郷(ごう)ノ原(合の原)の地名になったと伝える。またこの辺りは山賊が出没する危険な場所だったから、黒田藩は家臣のうち武芸者長浜武敏をこの地の治安に当たらせて殿様のお狩場にした。また寛文年間(1661〜73)には長浜氏を責任者に、新田開発が命じられて人々が入植、郷ノ原の集落が出来たと伝えられる。以来、長浜氏はこの地に屋敷を構え、郷士として地元民に敬愛され、篠栗霊場開創に当たっても長浜家は地元有力者として協力した。札所を守る印家の先祖は長浜氏と共にこの地に入植したと伝えられ、守堂者としては当代で四代目である。()