高野山真言宗。山号は櫨山(はじやま)。本尊は阿弥陀如来立像。
九州八十八ヶ所百八霊場第７２番札所。()

１９００年（明治３３年）有森清隆和尚がこの地に小堂を建てたのが寺の始まりで、１９１２年（明治４５年）には高野山の山内塔頭寺院であった光輪院の寺号を移す。
本堂裏には珍しい魚籃(ぎょらん)観音立像が祀られている。魚籃(ぎょらん)観音は観音の三十三応化身の一つで、魚が入ったかごを手に持つ。彫像は少なく、滋賀県の戸岩寺（世代閣）や東京魚籃寺など、あまり見られない。九州には平戸島と生月島を結ぶ生月大橋の近く、生月大魚籃観音がある。()