住所/〒605-0813 京都市東山区松原通大和大路東入ル2丁目轆轤町81TEL/075−551−0675 アクセス ★電車/JR東海道線「京都」駅から市バス「清水道」下車 徒歩約5分 京阪「清水五条」駅より徒歩で約10分 阪急「河原町」駅より徒歩で約15分 ★車/名神「京都南」IC、「京都東」ICより約15分 駐車場/なし 入山料/無料
浄土宗。本尊は阿弥陀如来坐像。正しくは桂光山敬信院という。人王52代嵯峨天皇(809〜823年)の御代、弘法大師空海が当地に地蔵堂を建立し自作の土仏地蔵尊を安置したのが始まり。ここは鳥辺野の無常所の入口にあたり、世に「六道の辻」といわれる。昔は六つの仏堂があったが現在は三仏堂が残り、毎年8月のお盆には庶民の伝統行事「お精霊迎え」の六道詣りが幾百年も続けて行われている(残り二つは六波羅蜜寺と六道珍皇寺)。()
弘法大師が地蔵堂開基の頃、嵯峨天皇の皇后である橘嘉智子(たちばなのかちこ)姫(檀林(だんりん)皇后)がしばしば参詣し弘法大師に厚く帰依したという。814年皇子正良親王が病の時、当地蔵尊に平癒祈願をし無事成長を遂げ54代仁明天皇についたので、世の人々は六道の辻地蔵尊を子育地蔵、または六はら地蔵と呼ぶようになった。毎年8月7日〜10日の六道まいりの時だけ堂内にある「壇林皇后九想図」や「地獄絵」が公開される。()