住所/〒612-8492 京都市伏見区久我本町3-1TEL/075−932−4650 アクセス ★電車/地下鉄・近鉄「竹田」駅、阪急京都線「大宮」駅、京阪「中書島」駅より 市バスにて「久我」バス停下車 徒歩約2分 JR京都線「向日町」駅より徒歩約40分 ★車/名神高速「京都南」ICより約10分 駐車場/約20台(無料) 拝観料/無料
曹洞宗。山号は妙覚山。釈迦三十二禅刹第1番。この地は、曹洞宗開祖・道元禅師(承陽大師、高祖大師)の父と伝わる久我(こが)通親(みちちか)の別邸跡といわれる。()
大正初期、当時の曹洞宗大本山永平寺第66世・日置黙仙(ひおきもくせん)禅師は、久我(こが)家当主久我(こが)通久(みちつね)から、この地が久我(こが)家別邸・久我水閣旧地であることを聞き、共に久我(こが)の地の歴史を調査した。この結果、この地こそ道元禅師の誕生地であり、誕生寺建立の最適地であることを合議一決し、田村一郎、浅野総一郎、御木本幸吉等の政財界の協力を得て、越前(福井県)武生の郷の妙覚寺の寺号と寺に安置された道元禅師の自作と伝えられる禅師尊像をこの地に移して、1918年(大正7年)に誕生山妙覚寺として創建された。()
しかし、1920年(大正9年)日置黙仙(ひおきもくせん)禅師が新潟県養広寺で突如遷化したために、その後の計画は頓挫したまま昭和50年代に至った。その間、1941年(昭和16年)に妙覚山誕生寺と改称し、また、豊川稲荷を勧請奉安して寺の復興を祈願している。そして、2000年(平成12年)道元禅師の生誕800年を迎えるに際し、再び復興計画が進み、1982年(昭和57年)より2001年(平成13年)にかけて本堂、稲荷堂(豊川稲荷)、山門、庫裏、座禅堂、鐘楼堂、供養塔、境内整備等が完成し、現在に至る。()