毛越寺の御朱印
御朱印 常行堂 御朱印

常行堂

岩手の神社・仏閣
毛越寺(もうつうじ)
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住所/〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町大沢58
TEL/0191−46−2331
アクセス
★電車/JR東北本線「平泉」駅より徒歩約10分
★車/東北自動車道「平泉前沢」ICより約10分
      または「一関」ICより約20分
駐車場/300円(町営:約300台)
拝観料/700円
拝観時間/ 3月5日から11月4日まで8:30〜17:00
     11月5日から3月4日まで8:30〜16:30

入口
入口
本堂
本堂

天台宗別格本山。山号は医王山(いおうざん)。本尊は薬師如来。
奥州三十三観音番外札所、四寺廻廊札所。
850年、慈覚大師円仁が東北に巡化した時、一宇の堂を建立し嘉祥寺(かしょうじ)と名付けたのが始まり。
その後、奥州藤原氏二代基衡(もとひら)から三代秀衡(ひでひら)の時代に多くの伽藍が造営された。往時には堂塔40僧坊500を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれている。()

伽藍復元図
伽藍復元図
あやめ園
あやめ園

しかし、奥州藤原氏滅亡後、度重なる災禍に遭いすべての建物が焼失したが、現在大泉が池を中心とする浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されており、国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受けている。そして、2011年(平成23年)6月26日に「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の構成資産の一つとして世界遺産に登録された。
寺名の読み方は、越は慣用音でオツと読み、モウオツジがモウツジとなり、更にモウツウジに変化したという。()

開山堂
開山堂
金堂円隆寺跡
金堂円隆寺跡

(左上)開山堂 開山慈覚大師円仁を祀るお堂。大師像のほか両界大日如来像、藤原三代(清衡(きよひら)基衡(もとひら)秀衡(ひでひら))の画像を安置している。
(右上)金堂円隆寺跡 基衡(もとひら)が万宝を尽して建立した勅願寺で、本尊は雲慶作の丈六の薬師如来。毛越寺の中心的伽藍で、東西に廊が出て南に折れ、その先端には鐘楼、経楼があった。基壇は石造り壇上積である。()

常行堂
常行堂
常行堂
常行堂

(上)常行堂 現在の常行堂は、1732年に再建された建物で、本尊の宝冠阿弥陀如来、脇士の四菩薩、奥殿に摩多羅神(またらじん)を祀っている。祭礼は正月20日で、古式の法要と延年の舞が奉納される。()

大泉が池
大泉が池

(上)大泉が池 塔山を背景に仏堂の前に造築された庭園で、池には南大門から中島、さらに円隆寺へと続く二つの橋が架けられていた。
池は海を表現していて、汀には洲浜、荒磯、築山など海浜の景趣が配されている。()

芭蕉句碑
芭蕉句碑
遣水
遣水

(左上)芭蕉句碑 1689年、高館(たかだて)を訪れた芭蕉は、悲運の武将源義経主従をしのび、次の句を詠んだ。
「夏草や (つはもの)どもが 夢のあと」
(右上)遣水(やりみず) 山水を池に取り入れるための水路。谷川を流れ下り更に蛇行しながらゆったりと平野を流れる川の姿を表現している。「作庭記」に記されているこれらの技法を目の当たりに出来る貴重な遺構である。この遣水(やりみず)を舞台に毎年新緑の頃に「 曲水(ごくすい)の宴」が開催されている。()



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