住所/〒113-0001 東京都文京区白山1-34-6TEL/03−3812−7865 アクセス★電車/都営三田線「白山」駅より徒歩約3分 駐車場/なし 入山料/無料入山時間/9:00〜16:30
天台宗。正しくは、南縁山正徳院圓乗寺という。本尊は聖観世音菩薩と釈迦牟尼如来。江戸三十三観音霊場第11番札所。1581年に圓栄法印が本郷に密蔵院として開創。1620年實仙法師が圓乗寺と改め、1631年当地へ移転したという。()
本堂前にはお七地蔵尊堂があり、三基のお七の墓石がある。墓は三基あるが、中央は寺の住職が供養のために建てたもの。右側は1793年に歌舞伎役者の岩井半四郎がお七を演じたのが縁で建立、左側は近所の人が270回忌法要のために建てたもの。()
1683年、大圓寺が火元となった天和(てんな)の大火で3500人が亡くなった。この時の八百屋お七について有名な俗説がある。「八百屋の娘のお七は天和(てんな)の大火で家族と焼け出され、避難先の当寺圓乗寺(別に吉祥寺などの説もあり)で寺の小姓と恋仲となる。やがて再建された自宅に戻ったお七は、再び火事になれば想い人に会えるかもと自宅に放火し、火刑に処された。」という話で、その後、歌舞伎や浄瑠璃、浮世絵などの題材となった。()