新西国霊場 |
立木山寺 |
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住所/〒520-0000 大津市石山南郷町奥山1231
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厄除立木観世音参道碑 |
本堂 |
浄土宗。山号は立木山。正しくは「安養寺」といい、通称「立木観音」。 |
境内 |
弘法大師像 |
第52代嵯峨天皇の御世である815年、弘法大師が42歳のとき、諸国行脚の折り、この立木山に光を放つ霊木を見つけた。奇異に思い近寄ろうとしたが、前には大きな河があり暫く河辺に佇んでいた。そこに不思議なことに白い雄鹿が忽然と現れ、大師を背に乗せて大河を跳び渡り、霊木の前に導いた。そして白鹿はたちまち観世音菩薩に姿を変え、光明を放ちながら虚空に消えてしまった。 |
奥之院 |
奥之院口 |
大師は歓喜し、縁ある霊地として、その霊木に向かって願かけをした。人の危難は殊に42歳の厄年である。自分はちょうど厄年なのでその除厄のため、また末世衆生諸々の厄難疫病を除くことを祈念し、立木のまま身の丈に合わせて五尺三寸の聖観世音尊像を彫刻した。また余った木で脇立毘沙門天、広目天、さらに大師の真影を彫刻して堂宇を建立し安置した。その後大師は高野山に開基したので、当山を元高野山という。開山から千有余年の霊地であり、現在も「厄除け観音さま」として広く信仰を集めている。 |
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石段前の国道 |
八百余段の石段 |