住所/〒584-0058 大阪府富田林市彼方(おちかた)1762TEL/0721−34−0028 アクセス★電車/近鉄長野線「滝谷不動」駅より徒歩約15分 ★車/阪和道「美原北」ICより約25分 駐車場/約400台(無料)入山料/無料
真言宗智山派。近畿三十六不動尊霊場第32番札所。古来より「日本三不動の一」といわれ、俗に「眼の神様」「芽の出る不動様」あるいは「どじょう不動様」などと呼ばれている。 平安時代821年、弘法大師が開いた道場で、本尊不動明王及び脇侍の矜羯羅(こんがら)童子、制多迦(せいたか)童子との三体は、大師一刀三礼の霊像として敬われ、いずれも重要文化財に指定されている。()
もとは今の境内から南の嶽山(たけやま)の中腹にあったが、1360年足利義詮(よしあきら)の嶽山(たけやま)金胎寺(こんたいじ)攻めに焼かれ、本尊と両童子は滝の下に移された。その後、一人の目の見えない老僧が現れ、本尊の霊験を説き、人々にすすめて小堂を建てて日夜礼拝していた。するとたちまち晴眼となりいずくともなく立ち去ったという。これは弘法大師が本尊の霊験あらたかなことを教えたのであるとして、にわかに眼病平癒の霊像として信仰されることとなった。その後1463年畠山政長・義就の嶽山合戦に再び兵火にかかり、ついに現在の場所に移り、次第に復興し今に至る。()