高野山真言宗。山号は隆法山(りゅうほうざん)。摂津国八十八ヶ所霊場第１２番札所。
第二次世界大戦の大阪大空襲にて現在の山門以外はすべて焼失したので詳細は不明だが、天平年間（７２９年〜７４９年）に行基が薬師如来を発掘し、また別に木彫で本尊を造り刻し、一宇を建立、薬師院とした。()

その後、度重なる戦火を受けて隆盛を繰り返したが、天正年間（１５７３〜９２年）祐乗が中興したという。
大坂夏の陣ののち、城代・松平忠明が現在の大阪市内に分散していた寺院を当時の小橋村、東西高津村、天満村の３か所に集めたときに小橋村の現在地に興徳寺と寺号を改めて再建した。()