東寺真言宗。山号は摩尼山。本尊は厄除弘法大師。摂津国八十八ヶ所霊場第5番札所。 1915年(大正4年)の創建。開山は宜観和尚。通称、福島のお大師さん。
宜観和尚は日露戦争の戦死者たちの霊を弔うために満州に渡ったが、そこで明治天皇の崩御にあい、そのまま満州で出家した。そののち日本に戻り、高野山に登って修行中霊感を得、1915年(大正4年)に大阪で当寺を開いた。 本尊の厄除弘法大師像は江戸時代初期の作で、1919年(大正8年)に宜観和尚が河内の寺にあったものを招来した。戦災で本堂は全焼したが、本尊の厄除弘法大師像は難を逃れ、今に至っている。 秋の彼岸会結願日には、川魚一切供養碑に、いつも川魚を商い殺生をしている魚屋の人達が訪れ、供養をする姿が目立つ。
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