住所/〒881-0101 宮崎県西都市三納9728TEL/0983−45−1711 アクセス★電車/JR日豊本線「高鍋」駅、「宮崎」駅などから 宮崎交通バスで「西都バスセンター」下車 徒歩約1時間40分 またはコミュニティバスで「札の元」バス停より徒歩約5分 ★車/東九州自動車道「西都」ICより約15分 駐車場/約20台(無料)拝観料/無料
曹洞宗。山号は医薬山。本尊は薬師如来像。九州四十九院薬師霊場第22番札所。崇光天皇の御宇(1349〜53年)、大字物見に天台宗物見寺があり、天正年間(1573〜92年)に高甫主桂和尚が上九流水(かみくるす)に移転し医薬山浄土寺と号した。のち大安寺二世正山宗侃和尚が中興開山した。()
1615年の雲岩和尚の代に下九流水に移り、1722年に檀信徒の浄財により薬師堂を新築した。1871年(明治4年)廃仏毀釈に際して廃寺となるが、1882年(明治15年)に村人たちの請いにより智海和尚が現地に再興した。 本堂は須弥壇に、薬師如来坐像、日光・月光菩薩、十二神将を安置している。庫裡の方には1556年作の韋駄天像を祀る。韋駄天といえば、仏伝に、釈尊の遺骨(仏舎利)を盗んだ捷疾鬼を韋駄天が追いかけて奪い返したという伝説があり、これを元に、禅宗では新しい仏寺を建立するとき、堂宇の守護神として、はじめに韋駄天を勧請するのが習わしという。()