住所/〒885-0083 宮崎県都城市都島町1300TEL/0986−22−6042 アクセス★電車/JR日豊本線「西都城」駅、または「五十市」駅より徒歩約25分 JR日豊本線「都城」駅より徒歩約1時間 または、バスで「大岩田」バス停下車 徒歩約5分 ★車/宮崎自動車道「都城」ICより約20分 または東九州自動車道「末吉財部」ICより約15分 駐車場/約20台(無料)拝観料/無料
高野山真言宗。山号は松林山(しょうりんざん)。本尊は四臂不動明王坐像。九州八十八ヶ所百八霊場第41番札所。 1538年、都城島津家第8代領主・島津(北郷(ほんごう))忠相(ただすけ)が舜叡(しゅんえい)法印を招いて、島津家の祈願道場として天満宮とともに創建したのが始まり。3代舜融が本堂に聖観音を奉安しており、護摩堂には恵心僧都作の不動尊が安置されていた。()
1595年、島津(北郷)時久は石田三成と伊集院忠棟(幸侃(こうかん))の策略により宮之城に移され、当寺も同じく移転した。しかし時久の跡を継いだ忠能は1600年庄内の乱で都城を奪回、当寺も旧地に戻った。江戸時代初期には、12の末寺を有して隆盛したが、明治の廃仏毀釈によって、小堂のみとなった。1970年に本堂などが再建されている。都城周辺には、かっては三十三所観音巡礼があって、当寺が結願所であった。現在の御詠歌はそのときのものである。札所はいずれも廃絶し、所在は明らかでないが、当寺では境内に観音堂を建立し、33番の札を掲げている。()