(上)佐瑠女神社 猿田彦神社の境内社。御祭神は天宇受賣命。
天孫瓊瓊杵尊が天上の高天原から日向の高千穂へ降りる道中、最も険しいとされる難所「あめのやちまた」で猿田彦大神が天孫を迎えたとき、猿田彦大神の姿に多くの男神が恐れて近づけなかったのを天宇受賣命が中を取り持ち、この縁より天宇受賣命は瓊瓊杵尊より「さるめのきみ」の名を賜り、社名はこれに由来する。
神話によると、天照大御神が天岩屋の中に入られ、世の中が荒れ暗闇のようになった時に天宇受賣命が岩戸の前で舞踊され、神々が喜び賑わう様子を不思議に思った天照大御神が岩戸を開けて外に出たことで元の平和な世の中になった。このことから芸能の祖神として崇敬されている。
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