住所/〒606-0945 京都市左京区松ヶ崎掘町53TEL/075−722−1810 アクセス★電車/地下鉄烏丸線「松ヶ崎」駅下車 徒歩約12分 叡山電鉄「修学院」駅下車 徒歩約15分 ★車/名神「京都東」ICより約20分あるいは「京都南」ICより約30分
日蓮宗。山号は松ア山。開山は日像(にちぞう)上人。1918年(大正7年)本涌寺(ほんゆうじ)と妙泉寺(みょうせんじ)が合併して涌泉寺(ゆうせんじ)と改名した。妙泉寺(みょうせんじ)は、はじめ天台宗に属して歓喜寺(かんきじ)といったが、1295年頃に日像(にちぞう)上人が京都を中心に日蓮宗を広めた際、当時の妙泉寺住職である往持実眼(じつげん)をはじめ村民が熱心に信仰するようになり、村民は説教に感激してお題目を唱えながら踊ったといわれる。()
その踊りは「松ヶ崎題目(だいもく)踊り」の名で次第に有名となり、江戸時代初めには後水尾上皇も見物に行幸されたことがある。現在は毎年8月15、16日の両夜、本寺の境内で行われ、重要無形民俗文化財に指定されている。当寺の堂舎は1536年の天文法華一揆によって一旦焼失したが、豊臣秀吉が再興し、法華一門の学林も置かれた。山門傍らに「法華宗根本学室(ほっけしゅうこんぽんがくしつ)」と刻まれた石碑が残されている。()