京都の神社・仏閣
詩仙堂(しせんどう)
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住所/〒606-8154 京都市左京区一乗寺門口町27
TEL/075−781−2954
アクセス
★電車/叡山電鉄「一乗寺」駅下車 徒歩約15分
    または京都市バス、京都バス「一乗寺下り松町」バス停下車 徒歩約10分
★車/名神「京都東」ICより約30分あるいは「京都南」ICより約40分
駐車場/20台(1時間500円)
拝観料/500円
拝観時間/9:00〜17:00
 *定休 : 毎年5月23日

小有洞の門
小有洞の門
老梅関の門
老梅関の門

曹洞宗。正しくは六六山(ろくろくざん)詩仙堂丈山寺(じょうざんじ)と号す。
もとは、江戸時代の文人・石川丈山が、1641年に隠棲のために建立した山荘「凹凸カ(おうとつか)(穴かんむりに果)」(でこぼこした土地に建てた住居の意味)で1966年(昭和41年)に寺に改められた。詩仙堂の名は、狩野探幽(かのうたんゆう)らの筆による36人の中国の詩人の肖像と、丈山自らが書いた各詩人の詩が四方の壁に掲げられた「詩仙の間」に由来する。

至楽巣
至楽巣
嘯月楼
嘯月楼

建造物と庭園は十境からなる。入り口に立つ小有洞(しょうゆうどう)の門、参道をのぼりつめたところに立つ老梅関(ろうばいかん)の門、建物の中に入り詩仙の間、読書室である至楽巣(しらくそう)猟芸巣(りょうげいそう))、堂上の楼の嘯月楼(しょうげつろう)、至楽巣の脇の井戸の膏盲泉(こうこうせん)、侍童の間である躍淵軒(やくえんけん)、庭に下りて蒙昧を洗い去る滝という意の洗蒙瀑(せんもうばく)、その滝が流れ込む浅い池の流葉ハク(りゅうようはく)(さんずいに陌)、下の庭に百花を配したという百花塢(ひゃくかのう)、そのほかに鹿や猪が庭園を荒らすのを防ぐため、また一説には山荘の静寂を慰めるため丈山が考案したといわれる僧都(そうず)(添水、鹿(しし)おどし)がある。
特に5月下旬の皐月(さつき)、11月下旬の紅葉等がすばらしい。

嘯月楼
嘯月楼
百花塢
百花塢

石川丈山 1583年三河国(現在の愛知県)安城に生まれた。石川家は父祖代々徳川譜代の臣であり、丈山も16歳で家康仕えたが、大坂夏の陣を最後に徳川家を離れ、京都に住み、詩作に励むとともに林羅山ら一流の文化人と交わり、茶道においては煎茶の奥義を極めた。晩年はこの地で悠々自適の生活を行い、1672年に90歳の天寿を全うした。

残月軒
残月軒
鹿おどし
鹿おどし



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