住所/〒606-0017 京都市左京区岩倉上蔵町121TEL/075−781−5464 アクセス★電車/地下鉄烏丸線「国際会館前」あるいは阪急「河原町」下車 京都バスで「岩倉実相院」行き終点 叡山電鉄鞍馬線「岩倉」下車、徒歩約20分 ★車/名神「京都東」ICあるいは「京都南」ICより約30〜35分 駐車場/5台(無料) 拝観料/500円拝観時間/9:00〜17:00
もと天台宗寺門派の門跡寺院。現在は単立寺院、不動明王を本尊とする。1229年、藤原(近衛)兼基の子・静基僧正の開基。もとは紫野に創建されたが、応仁の乱が激しくなると、当時管理していた岩倉に移転した。江戸時代初期、足利義昭の孫に当たる義尊(ぎそん)が入寺。その後、後西天皇の皇子義延親王が入寺。以来、宮門跡が続いた。ゆえに昔から岩倉門跡とか、岩倉御殿とも呼ばれている。客殿・御車寄など、東山天皇の后、承秋門院の薨去に際し、大宮御所の建物を賜ったもので、現存する数少ない女院御所といわれている。
実相院には二つの庭があり、一つは池泉回遊式庭園といって奥の書院と客殿との間にある庭であり、もう一つの庭は枯れ山水の雄大な石庭がある。書院奥の庭池には日本では数少なくなったモリアオガエルが生息している。