西山浄土宗。山号は紫雲山。本尊は阿弥陀如来。 京都洛西観音霊場第32番札所。
寛正年間(1460〜1466)、錦空上人により浄土門の道場として開創されたと伝わる。本堂に本尊の阿弥陀如来とともに洛西観音霊場の観音様である聖観世音菩薩坐像が安置されている。 本堂の右手にある薬師堂は明治初期に廃寺となった光勝寺から移されたもので、薬師如来坐像、阿弥陀如来坐像が祀られている。ともに平安時代後期の作で、向日市内では最古の仏像といわれる。 薬師堂の横には南北朝時代の種字曼荼羅板碑や宝篋印塔も残る。種字曼荼羅板碑は松香石の石棺の蓋を利用して作られている希少なもの。
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