住所/〒605-0864 京都市東山区五条通東大路東入遊行前町560TEL/075−561−0655 アクセス ★電車/JR京都線「京都」駅から市バス「五条坂」より 徒歩約5分 ★車/名神「京都南」ICあるいは「京都東」ICより約15分 駐車場/なし 拝観料/無料 拝観時間/8:00〜17:00
浄土宗。洛陽六阿弥陀霊場第4番札所。もとは、平安時代942年、朱雀天皇の勅願によって、天台座主尊意僧正が乙訓郡大藪郷(現南区久世大藪町)に創建した護国院という天台宗寺院が起源と伝わる。一旦荒廃するが、その後、鎌倉時代に勢観高弟・蓮寂により再興される。このとき寺号を安祥院(あんしょういん)に改めた。法然を中興の祖とし、勢観を2世とし隆盛するが、南北朝時代に兵火より焼失したという。()
その後、衰微、廃絶したとも言われるが、江戸時代1725年、木食(もくじき)正禅(しょうぜん)養阿(ようあ)上人が現在地に再興した。本尊の阿弥陀如来像は木食(もくじき)正禅(しょうぜん)養阿(ようあ)上人自作と伝え、ここは上人が創始した「六阿弥陀めぐり」の第4番札所となっている。日限(ひぎり)地蔵という通称は、地蔵堂に安置した地蔵尊に、一定の日数を決めて願い事をすれば必ず叶えられるとする信仰から、呼ばれるようになったという。()