真言宗九州教団。山号は太祖山(たいそさん)。本尊は金剛界大日如来坐像。
九州八十八ヶ所百八霊場第８９番札所。()

唐から帰朝した弘法大師が庵を結んだ地に伽藍を構える。石柱門には「弘法大師御住坊」と刻まれる。その後も若杉高野山と呼ばれ、三百坊が立ち並んだといわれる。
本堂には、本尊大日如来を正面に祀り、右脇に不動明王・弘法大師、左脇に毘沙門天・薬師如来・千手観音を祀っている。本尊の大日如来は秘仏で７月の夏祭りだけ開帳される。黒田家寄進と伝えられ、再興の時に雷山観音の宝池坊から勧請された。()

（上）観音堂　本尊十一面観音は、１８９８年（明治３１年）若杉高野山復興の際、黒田家より奉納されたもので若杉西高野山の本尊として祀られていたが、１９４３年（昭和１８年）金剛頂院再興の折、当院に祀られ、１９６８年（昭和４３年）観音堂に遷座した。()

（上）聖天堂　家庭円満、商売繁盛に利のある歓喜天を祀り、７月の夏祭りだけ開帳される。()