浄土宗。山号は金出山(かないでざん)。本尊は阿弥陀如来。
篠栗四国八十八ヶ所霊場第３５番札所。
珠林寺は１５５８年に円蓮社大誉上人が開山した。()

この寺は『筑前国続風土記』に「珠林寺　浄土宗　仏堂四間に三間半　金出山放光院珠林寺と号す　博多西方寺に属せり　寺内に観音堂（郡中札所２５番）地蔵堂あり」、また『糟屋郡誌』には「…本尊阿弥陀如来は渡唐の立像博多冷泉津の時来朝す…」とある。()

明治の中頃に篠栗霊場の札所が置かれるようになったが、もともとの御本尊は阿弥陀如来であるから、霊場本尊の薬師如来は境内に薬師堂を建立して祀られるようになった。()