真言宗智山派の古刹。山号は摩尼寶山(まにほうざん)。睿憲(えいけん)上人によって開かれる。
北陸三十三ヶ所観音霊場第１１番札所、越之国観音霊場第５番札所、北陸白寿観音霊場第６番札所。
戦国武将の朝倉、柴田をはじめ福井藩、丸岡藩の歴代藩主も祈願に訪れた。()

山門は鐘楼を兼ねた門で風格ある古建築。天正年間に柴田勝家の寄進によって建立されたと伝えられている。
元禄１１年に改修、その後昭和３７年に檜皮葺であったものが現在の銅葺に替えられた。()

石庭は観音堂の前にあり、九つの石を心の字に配置し、観世音菩薩の慈悲の心を表したものといわれている。
庭園は昭和４年に日本名勝庭園の一つとして、福井県下で最初の指定を受けた。()