曹洞宗。山号は吸湖山。本尊は聖観世音菩薩。 びわ湖百八霊場第53番札所。近江七福神の福禄寿を祀る。 南北朝時代の延文年中(1356〜60年)近江の守護佐々木道誉によって創建され、当時は太尾山米泉寺と呼ばれる佐々木家の祈願寺であった。文明年中(1469〜87年)既に荒廃していた米泉寺を佐々木一族の米原氏によって再興された。 永生(1504〜21年)の初めに兵火によって焼失。1534年に龍渓が米泉寺の檀家と計って小堂を営んで復興し、江戸時代に入って、彦根大雲寺三世要津守三が曹洞宗の寺院として復興、寺名を吸湖山青岸寺に改めた。
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