住所/〒568-0085 大阪府茨木市忍頂寺258TEL/072−649−3261 アクセス★電車/阪急京都線「茨木市」駅より阪急バス「寿命院前」下車 徒歩約5分 ★車/名神「茨木」ICより約25分 駐車場/なし 拝観料/無料
高野山真言宗。山号は賀峰山(かぶさん)。摂津三十三ヶ所観音霊場第23番札所。851年、勝尾寺三世證道(しょうどう)上人の弟子三澄(さんちょう)が国家の安寧を祈願するために建てた寺院で神岑山寺(かぶさんじ)と称していたが、860年に清和天皇の御願寺となり忍頂寺の寺号を賜わったといわれる。()
当時は山の頂に建てられ、三十余の僧坊を擁する山岳寺院で、箕面の勝尾寺、高槻の神峯山寺、本山寺とともに修行道場としてかなりの規模を備えた伽藍であった。鎌倉時代は京都御室の仁和寺の支配のもとに田地を開発し寺領の拡大が図られた。そのため勝尾寺との間で所領争いが絶えなかった。その後、織田信長の保護を受けたが、高山右近が切支丹宗の伝播のため寺院を焼いて寺領を没収した。現在はその寺院の一坊であった寿命院が残っている。本堂東には、鎮守社である八所神社がある。()