高野山真言宗。山号は愛宕山(あたごさん)。
本尊は千手観音立像。九州八十八ヶ所百八霊場第２４番札所。
かっては浮津密浄院(うきつみつじょういん)と号し、日出(ひじ)城主大神氏の菩提寺であった。大神氏滅亡後は愛宕神社の別当寺として円海寺と称していた。()

１６０３年日出藩初代藩主の木下延俊(のぶとし)が、日出城鬼門鎮護のため現在地に移し、日出藩の祈祷所として蓮華寺と改名した。なお木下延俊(のぶとし)は豊臣秀吉の正室高台院（北政所、おね）の甥にあたる。寺の全盛期には豊前豊後二国の真言宗当山派修験の袈裟頭（地方本山）として１４０余院の修験者を束ねたという格式ある名刹であった。()