住所/〒630-8113 奈良市法蓮東垣内町517 TEL/0742−22−5278 アクセス★電車/近鉄奈良線「新大宮」駅より徒歩約15分 JR「奈良」駅または近鉄「近鉄奈良」駅より 奈良交通バス「一条高校前」下車 徒歩約5分 ★車/京奈和自動車道「木津」ICより約10分 第二阪奈道路「宝来」ICより約15分 西名阪自動車道「郡山」ICより約20分 駐車場/約10台(無料)拝観時間/9:00〜17:00拝観料/400円(特別展500円、業平忌600円)
真言律宗。正しくは金龍山不退転法輪寺。大和北部八十八ヶ所第18番札所。通称、不退寺(ふたいじ)または業平寺(なりひらでら)とも呼ばれる。()
もとは809年、平城(へいぜい)天皇が弟の嵯峨天皇に譲位した後、平城京の北東に造営した「萱の御所」と呼ばれる萱葺きの御殿が始まりという。その後、第一皇子阿保親王とその第五子在原業平(ありわらのなりひら)朝臣が共に住んだが、平城(へいぜい)天皇の孫に当たる業平朝臣が845年に仁明天皇の勅願で、847年に自ら聖観音像を刻んで、父阿保親王の菩提を弔うと共に衆生済度の為に「法輪を転じて退かず」と発願したのが寺院としての始まりという。()
南門は鎌倉時代末期の建築で切妻造本瓦葺の四脚門、本堂は室町時代再建の寄棟造本瓦葺、多宝塔は鎌倉時代建立で初層のみが残っている。いずれも重要文化財。境内は、レンギョウ、椿、カキツバタ、萩、スイレン、紅葉など四季の花が美しい。()