御祭神は倉稲魂命(うがのみたまのみこと)を主祭神に、相殿に猿田彦命(さるたひこのみこと)、塩土老翁命(しおつちのおきなのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)が祀られている。
末社には恵比寿神と寿老人（日向之国七福神）を祀る。()

筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原（禊祓の聖地）に人皇第１２代景行天皇の勅によって、紀元７４０年代（約１９００年前)に創建されたと伝わる。
寿永年間（１１８２〜８４年）に当地に移転遷座した。
このころより境内松原に一葉の松を生じ、万民奇異の想いをし、大に崇敬の念に加え、ここにおいて彼の伊弉諾尊禊祓の聖地なるを以て、また住吉の神、神威を顕されたものと信じ、一葉稲荷大明神、または一葉住吉大明神とも称せられた。()

約３５０年前に西海大地震に襲われ、周辺の神社は津波の被害に遭ったが、その時当神社に一匹の白兎が現れ、津波を蹴って救ったと伝えられ、災害からの守り神と崇められてきた。()