正法寺のご朱印
ご朱印

京都の神社・仏閣
正法寺(しょうぼうじ)
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住所/〒614-8062 八幡市八幡清水井73
TEL/075−981−0012
アクセス
★電車/京阪「八幡市」駅下車 徒歩約25分
     または京阪バス「走上り(はしあがり)」バス停下車 徒歩約5分
★車/名神「大山崎」ICより約15分
駐車場/約20台(無料)
拝観時間/10:30〜15:00
拝観料/700円
   ただし春と秋に月2回の特別公開のみ
    (八幡市観光ボランティアガイドが本堂内を案内)

山門・参道
山門・参道
山門
山門

浄土宗。山号は徳迎山(とっこうざん)。本尊は観音勢至菩薩を従えた阿弥陀三尊像。
1191年、鎌倉幕府御家人である清水(静岡県清水市)の高田蔵人忠国が天台宗の寺として開創した。当初は「新清水」と称していたが3代目の宗久は石清水八幡宮の「清水」を使うのは畏れ多いとして「志水」と改名し、1326年に寺の堂舎を整えた。()

地蔵堂
地蔵堂
本堂
本堂

第11代住持伝誉上人が1546年、後奈良天皇に法談を行ったことによって勅願寺となった。このころ浄土宗に改宗。
慶長年中(1596〜1610年)、志水宗清の娘お亀(相応院)が徳川家康の側室となって尾張藩主となる義直を産んだ。寺は同藩の庇護を受け、朱印地500石を有するようになった。()

小方丈・書院
小方丈・書院
中門・大方丈
中門・大方丈

唐門(外から)
唐門(外から)
鐘楼
鐘楼
唐門(内から)
唐門(内から)

お亀は夫と死別、息子と正法寺で暮らしていた。あるとき、息子をタライに入れて行水させていると、徳川家康の行列が通り、あわてて息子をタライに入れたまま運び去った。これを見た家康は、「この女性ならきっと強い子を産んでくれるに違いない」と見初めたという。こうして家康の側室として迎えられた。
家康の死後は相応院と名乗り、義直のいる名古屋城で暮らす。晩年には志水家菩提寺の正法寺に大金を寄進し、本堂、大方丈、唐門(いずれも重要文化財)が1629年頃に建立された。()

本堂逆輪
本堂逆輪
小方丈前庭・書院
小方丈前庭・書院
書院前庭
書院前庭

(左上)本堂 軒は二重。地垂木(じだるき)飛檐垂木(ひえんだるき)の先端には、金箔張りの逆輪(さかわ)が取り付けられている。()

木造阿弥陀如来坐像〜パンフレットより
木造阿弥陀如来坐像
〜パンフレットより
法雲殿
法雲殿

(左上)木造阿弥陀如来座像 重要文化財。中品中生(ちゅうぼんちゅうしょう)の説法を結んで座す巨大な像。光背に13体の化仏を配し5mにも及ぶ。
元は石清水八幡宮の本地仏で、石清水八幡宮の男山西谷八角堂内に安置されていたが、神仏分離令によって八角堂は仏像とともに八幡西車塚古墳頂部に移築。
その後、仏像本体は京都国立博物館で展示されていたが、正法寺に宝物館「法雲殿」が完成したことにより、ここに安置された。()