住所/〒616-8162 京都市右京区太秦蜂岡町32TEL/075−861−1461 アクセス ★電車/JR、近鉄「京都」駅から市バス「太秦広隆寺前」下車すぐ 京福電鉄「太秦広隆寺」駅下車すぐ ★車/名神「京都南」ICより約25分 駐車場/約50台(無料) 拝観料/700円拝観時間/9:00〜17:00
真言宗御室派別格本山。山号は蜂岡山。太秦寺、蜂岡寺、葛野寺(かどのでら)、秦公寺(はたのきみでら)、三槻寺(みつきでら)、桂林寺(けいりんじ)などの別称をもつが、地元では「太秦の太子さん」で知られる。聖徳太子から下賜された仏像を奉安するため、622年に秦河勝(はたのかわかつ)が建立したという説が一般的であるが確証はない。現在の寺観は院政期から鎌倉期にかけてのものと思われる。 現在の講堂(通称赤堂:国重要文化財)はこの時期のものという。()
講堂の背後に太秦殿(江戸期)、本堂にあたる上宮王院(じょうくうおういん)(太子殿、江戸期)、その西に桂宮院(けいくういん)本堂(八角円堂、鎌倉期・国宝)が配され、境内の奥には霊宝殿があり、飛鳥仏の代表的仏像で国宝第一号の弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしいぞう)や通称「泣き弥勒」(天平期・国宝)・十二神将立像(藤原期・国宝)・秦河勝夫妻像など多数の名品が常時陳列公開されている。 なお、当寺の前の通りを太子道と称する。これは当寺建立に際して聖徳太子が資材を搬送させたという伝承に基づくものである。()