天台宗。聖徳太子が開基。 京都十二薬師霊場第10番札所、京都七福神第7番。 598年(推古天皇6年)大和国宮田郷に建立され、瑠璃光山利生院大福寺と号す。室町時代1356年に勅旨により平安京に移される。 昔は夷川通から二条通、富小路通から麩屋町通までが境内地で、歴朝皇室の崇敬を集めたという。天明の大火で大部分が焼失し、現在は本堂部分を残すのみ。 本尊薬師如来は聖徳太子の御自刻で、京都十二薬師の一つ。また京都七福神として布袋尊を祀る。かって節分の日には近くの商家が大福帳をもって参詣し、商売繁盛を祈った。
|