奥海印寺(おくかいいんじ)と長法寺(ちょうほうじ)の産土神(うぶすながみ)。式内社で延喜式にのる乙訓十九座の一つである。
乙訓鎮座神社巡りのひとつ。
御祭神は天児屋根命(あめのこやねのみこと)、武甕槌神(たけみかづちのかみ)、経津主神(ふつぬしのかみ)、姫大神(ひめのおおかみ)の春日四柱の神を祀る。
かつては妙見社(みょうけんしゃ)と言われ寂照(じゃくしょう)寺の鎮守であったが、明治以後、正式に走田(はしりだ)神社と呼ばれるようになった。()

走田(はしりだ)とは走り穂、初穂を作る田、つまり早稲田の守護神として有名。
正月１３日にはお千度詣りや弓講が行われる。
また明治初め頃まで同じ祭神を祀る小倉神社の御輿がこの社まで渡御し、その道がまだ古老たちによって語り継がれている。()