住所/〒603-8214 京都市北区紫野雲林院町88 TEL/075−451−4680 アクセス★電車/JR「京都」駅より市バス「大徳寺前」下車 徒歩約5分 ★車/名神「京都南」IC、「京都東」ICから約30分 駐車場/なし拝観料/無料 境内自由
御祭神は文徳天皇の皇子である惟喬親王(これたかしんのう)。別名惟喬社(これたかのやしろ)とも呼ばれる。社名の玄武(げんぶ)とは、青竜(せいりゅう)、白虎(びゃっこ)、朱雀(すざく)とともに王城を守る四神の一つで、平安京の北にあることから北面の守護神として名付けられた。亀に蛇が巻き付いた形で描かれることが多い。()
当社の起こりは、親王の外祖父にあたる紀名虎(きのなとら)が所蔵していた親王寵愛の剣を、元慶年間(877〜85)に、当時この地に住んでいた星野茂光が祀ったと伝えられている。毎年4月の第二日曜日には、「玄武(げんぶ)やすらい花」(国重要無形民俗文化財)が行なわれる。この民俗芸能は平安時代の花の精の力による疫神封じ(花鎮め)に由来し、桜や椿で飾られた風流傘を中心に、鉦(かね)や太鼓の囃(はや)しにあわせて鬼や小鬼が町を踊り歩くもので、京都の奇祭の一つとして知られている。()