住所/〒602-8481 京都市上京区智恵光院通上立売上ル聖天町9-3TEL/075−441−8678 アクセス★電車/阪急京都線「河原町」駅より、 市バスにて「今出川浄福寺」バス停下車 徒歩約5分 ★車/名神「京都南」ICあるいは「京都東」ICより約30分 駐車場/なし拝観料/無料 境内自由 観音堂500円(要予約)
真言宗泉涌寺派。山号は北向山(ほっこうさん)。通称、西陣聖天宮(にしじんしょうてんぐう)、西陣の聖天さんと呼ばれ親しまれている。もとは、821年に嵯峨天皇の病気平癒を弘法大師が祈願し、六臂(ろっぴ)(手が六本)の歓喜天(聖天)を安置した大聖歓喜寺(だいしょうかんきじ)が始まりとされる。()
広大な敷地で千本五辻(せんぼんいつつじ)まであったが、応仁の兵乱(1467年)により堂宇は荒廃し、天正年間(1573〜92年)に当地に再興されたものといわれる。今は本堂に秘仏であるが本尊歓喜天(聖天)像を、観音堂には重要文化財に指定される木造千手観音立像を、大師堂には汗をかくほど辛いことでも助けてくれるという「阿吽あせかき弘法大師像」が安置されている。()
境内東南にある手洗井戸は「染殿井(そめどのい)」といい、染色に適した軟水で、西陣の染色業者達がこの水を染物に用いるとよく染まると重宝したといい、夏の旱魃(かんばつ)時でも涸(か)れることがないという。本堂前の桜は「歓喜桜」といい、御室の八重桜と同種のもの。()