住所/〒602-8418 京都市上京区寺之内通大宮東入妙蓮寺前町875TEL/075−451−3527 アクセス★電車/地下鉄烏丸線「鞍馬口」駅から徒歩約10分 JR京都線「京都」駅より市バスで「堀川寺之内」バス停下車 徒歩約3分 ★車/名神高速「京都南」ICより約30分 駐車場/約10台(無料)入山料/無料 境内自由拝観料/方丈・庭500円 宝物殿は予約と別途300円が必要拝観時間/10:00〜16:00 休日:毎週水曜日、年末年始
本門法華宗大本山。開山は日蓮上人の孫弟子の日像(にちぞう)上人。山号は卯木山(うぼくざん)。1294年に造酒屋の柳屋仲興(やなぎやなかおき)が日像(にちぞう)上人に帰依して、西洞院五条の邸を寺に改め、妙法蓮華寺また屋号にちなんで柳寺と称したのが始まり。 応永年間(1394〜1428年)に、日存、日道、日隆、日慶らが、大宮通四条下ルに伽藍を移築造営し、妙蓮寺と改めた。山号卯木山(うぼくざん)は柳の文字を分けたもの。1440年頃、堀川四条に移転、1449年には伏見宮家と関係深い日応を迎えてから、皇族や要人の参詣が多くなり、日忠が学室道輪寺を創立し、本化教学の道場を開き隆昌を極めた。()
1536年、比叡山の山法師や他宗の僧等に襲撃され荒廃し、堺の法華寺に一旦立ち退くことになる(天文法難)。1542年に帰洛の勅許を得、大宮西小路に復興、更に1587年の豊臣秀吉が聚楽第(じゅらくだい)造営のとき、現在地に移った。現在の建物は、天明の大火(1788年)後の再建である。玄関、奥書院の襖絵は、長谷川等伯(とうはく)一派の筆といわれる濃彩の金碧(こんぺき)画で、庭内の奇石とともに秀吉が寄進したものと伝える。なお、寺宝には、本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)の筆になる立正安国論(りっしょうあんこくろん)(重要文化財)などがある。()