真言宗 泉涌寺派 別格本山。山号は瑠璃山。 西国薬師四十九霊場第四十番札所、泉山七福神の大黒天奉祀。 室町時代の1372年に後光厳法皇が竹巌聖皐律師を招いて自らの菩提所として建立したのが始まり。
歴代天皇の信仰が厚く、たびたび行幸があったが、特に後円融天皇(在位1371〜1382年)は勅願として如法写経会を始め、現在も写経道場として知られている。応仁の兵火によりいったん焼失したが、後柏原天皇から後土御門天皇使用の御殿の寄進を受けて本堂として再建し、江戸時代には寺領も広がり、隆盛を極めた。明治初年に、後光厳天皇をはじめとする歴代天皇の尊牌を祠る霊明殿が完成した。寺宝として、土佐光信筆の後円融天皇宸影(重要文化財)、歴代天皇の宸筆など、文書や絵画を多数蔵している。 ⇒歴代天皇一覧
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