住所/〒612-8364 京都市伏見区下油掛町898TEL/075−601−2955 アクセス ★電車/京阪電車「中書島」駅より徒歩約10分 または「伏見桃山」駅より徒歩約10分 近鉄京都線「桃山御陵前」駅より徒歩約15分 ★車/名神「京都南」ICより約15分 地蔵堂拝観料/200円 地蔵堂開扉時間/金曜日 13:00〜15:00
浄土宗。正しくは油懸山(あぶらかけざん)地蔵院西岸寺(さいがんじ)と号する。通称、油掛地蔵で有名。伏見天皇・正親町天皇の信仰が篤く、1290年不思議な霊験を得て1317年現在地にあった伏見院別御殿を下賜され、地蔵院の称号を賜ったという。その後、1590年に雲海上人が創建したと伝わる。()
寺伝によれば、昔、乙訓郡山崎の油商人が当寺の門前で油桶を転がして油を流してしまい、諦めて残りの油を地蔵尊に注いでそのまま立ち去ったという。その後、商人は商運に恵まれ大金持ちになったという。それ以来、願いことがある人は油を注いで祈ると霊験があるといわれ、人々の信仰を集めた。なお地蔵堂は、明治維新の鳥羽伏見の戦いで類焼したため、1978年(昭和53年)に再建され、現在の本堂は2008年に再建された。()