住所/〒868-0022 熊本県人吉市願成寺町956TEL/0966−24−4161 アクセス★電車/くま川鉄道「相良藩願成寺」駅下車 徒歩約10分 ★車/九州自動車道「人吉」ICより約7分 駐車場/約20台(無料)拝観料/無料
真言宗大覚寺派。山号は伝法山(でんぽうざん)。本尊は阿弥陀如来坐像。九州八十八ヶ所百八霊場第50番札所。 1233年、源頼朝に仕え人吉荘の地頭に任ぜられた初代人吉城主相良三郎長頼の創建で、開山は遠州(静岡)常福寺から招いた弘修上人である。1254年に長頼公が没すると当寺に葬り、以来、相良家の菩提寺となった。 1611年には後陽成天皇の勅願寺となり、往時には大金堂、6つの寺内寺院や諸堂伽藍があったが、火災や西南戦争でそのほとんどが焼失したという。()
本堂の裏には2つの収蔵庫があり、手前の奉安殿には県指定重要文化財の不動明王や両界曼荼羅などが、奥の国宝殿には国指定重要文化財の本尊阿弥陀如来像が安置されている。 裏門を出た奥には、県指定文化財の相良家墓地がある。初代長頼公から37代頼綱公まで、石燈籠をしたがえた五輪塔が整然と並んでいる。()