御祭神は蛭子大神（ひるこのおおかみ＝えびす様）と大物主大神（おおものぬしの神＝大黒様）。
通称、神戸柳原のえべっさんと呼ばれ、兵庫七福神の一つ。
創建は不詳。社記によると、往古、蛭子命天磐櫞船(あめのいわくすぶね)に乗り、淡海島より津国に遷り、後に西宮に遷座し、一社が創建された。()

その昔、毎年８月２２日には、西宮神社の兵庫までの神幸の渡御が行なわれた。往路は海上２０kmを兵庫津和田岬まで渡御され、還幸は陸路西宮内町を通って西宮へ還られた。その当時の社地は西宮内町にあり、神輿の行在所となって、後に現在の柳原の地に遷座し一社として創建された。()

十日えびす大祭は毎年１月９日６時から１１日２３時まで、３日間にわたり開催され、神戸市中央卸売市場からの大マグロや鯛、ブリなどが奉納され、商売繁盛や福を求める参拝客で賑わう。また宵えびすの９日には、地元有志「戎舞奉賛会」による淡路人形浄瑠璃戎舞が奉納される。()